鉄やセメントは、文明発展に貢献するキーマテリアル
道路や橋、ダム、空港、ビルに上・下水道・・・ あらゆる部分で使われるセメントは、まさに“都市の骨格”といっても過言ではありません。 とうぜん、物流センターをはじめとする多くの物流施設・倉庫には、セメントが使用されています。
近年の国内外にて頻発する中大規模地震に端を発して、建物の耐震性能に対する関心が高まりを見せたのはご承知の通りですが、それに加えて2005年に発覚した所謂「耐震偽装問題」は更に全ての建物への信頼性を大きく損ね不動産業界全体の基盤を揺るがし始めています。特に建物の耐震性能決定に最も深く関係する業務である「構造設計業務」に対しては当然のごとく世間の厳しい視線が注がれています。
このような状況を踏まえて、当社では適正な投資環境の再構築を目的とし、建物安全性の根幹部分をなす「取得済み及び取得予定物件に対する構造設計の検証・評価義務」を実施しております。従来のデュー・デリジェンスにおける建物診断に加えて、適格且つ厳正に構造設計の評価・検証を行うことによって設計が適正に行われたことを確認するステークホルダー・マネジメントの視点からも今後益々重要であると確信しております。