建物調査診断は、建物を常に建築当時の良好な状態で維持管理し、快適な住環境を造り、資産価値の維持・向上を図ることを目的として行うことです。適正な改修計画を立案するにあたり、現状建物の不具合箇所・劣化進行状況(建築、設備、外構等)を物理的・化学的な物性実験を取り入れながら調査診断し、中期修繕計画を作成します。
躯体の主な材料であるコンクリートに関しては、中性化深さ、圧縮強度、ひび割れ状況などさまざまな要素を検討して劣化状況を把握します。 また、近年外壁仕上げの主流になっているタイル張りについては、浮き・剥離・欠損等が生じやすく、打診調査や目視による調査を行います。
2017.06.23